沖縄の子ども達・若者たちの現状報告
平成22年5月19日(水)
NPO法人 サポートセンターゆめさき
代表 上江田 紫寿江
旧若者自立塾を5年間実施してきましたが、平成21度末の仕分けにより、廃止となりました。ところが、見直しということで「厚生労働省委託事業緊急人材育成事業」として合宿型若者自立訓練プログラム沖縄として、平成22年度5月10日より、認可をうけて始まったところです。
私がこれまで、若者自立塾の若者たち(128名入塾生、相談件数500件以上)と向き合ってきましたが、ニートやひきこもりの現状から、子ども達、若者たちの現状がわかってきました。自立に不安や困難を抱えている若者や、無業状態がつついている40歳未満の未婚者の若者。無業状態が長期化しそうな若者。さまざまな要因で就労ができない若者(ニート)の若者が、全国で62万とも85万人ともいわれています。
沖縄県では、2万5千人以上といわれています。また、ひきこもっている若者は全国で100万人ともいわれ、非常に厳しい現状です。ちなみに、沖縄県は人口比率からいうと、ニート率が日本一高い県となっております。高校中退の人数も21年度で、約1000人おります。また、いわゆる非行少年ではなく、一見普通で社会的に地位の高い両親に育てられ、県外の有名私立や国立大学を出た若者が、ニートになっているケースが沖縄でも多数でてきています。現代社会は、高度成長期に育った親世代の価値観にあてはまらなくなり、親の思うゴールを目指し、育てても社会に出るゴールが見えず、混乱している。
また社会との関係もだんだん薄くなり、沖縄県内の子ども達を取り巻く環境が、非常に厳しくなっております。非行、問題行動のある子どもたち(中学生)も全国平均の沖縄は、約3倍となっております。にもかかわらず、県教育界の具体的な取り組みが、充分ではありません。共通して言えることは、親子の関係がいびつで人間関係がうまく結べないことです。しかも、学校現場ではこの子たちが、指導をうけても結果が出ず、居場所を失い不登校になっているケースも多い。心因性の子どもたちも増える一方、非行系の子ども達も不登校となって居場所を失って、非行を重ねる結果となっています。
特に沖縄県は母子家庭、父子家庭、貧困家庭も多く、その原因が子どもに与えてる影響も大きく授業料が支払えなくて、高校を辞める生徒もたくさんいます。非常に厳しい現状が沖縄にあり、やはり合宿型若者自立支援プログラムの必要性を感じ、引き続き頑張ってまいります。皆様方のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
